プラスチック・樹脂部品の試作~量産までの一貫製造工場

2013年

融点と連続使用温度は、どちらが耐熱温度になるんですか?

2013年2月27日 水曜日
 

温度の指標に、融点や連続使用温度がありますが、何を耐熱温度として考えればいいのですか?

求める使用環境によってどちらを参考にするかが変わってきます。

①荷重たわみ温度

熱変形温度とも呼ばれ、荷重を与えた状態で耐えられる温度になります。

②連続使用温度

無荷重の環境で、継続的に使用することが可能な温度になります。

③融点

樹脂・プラスチックが変形を始めてしまう温度になります。

樹脂・プラスチックに切削加工を施すことで、曇らなくすることは出来ますか?

2013年2月27日 水曜日

 

アクリルであれば、素材面の透明度に近づけることが可能です。

ただし、もともとの樹脂・プラスチックの透明度以上に透明にすることは、切削加工では困難です。

まずはお気軽に、樹脂切削加工.comまでご連絡ください。

白濁した透明な樹脂・プラスチックを再度透明にできますか?

2013年2月27日 水曜日
 

白濁した透明な樹脂・プラスチックに切削加工を施すことで、透明にすることは可能ですか?

アクリル、塩ビ、ポリカーボネイトで、平面のワークであれば、素材面の透明度に近づけることが可能です。

ただし、もともとの樹脂・プラスチックの透明度以上に透明にすることは、切削加工では困難です。

まずはお気軽に、樹脂切削加工.comまでご連絡ください。

テフロンコーティングの再コーティングは可能ですか?

2013年2月27日 水曜日
 

金属にテフロンコーティングが施されていた製品のテフロンがはげてしまいました。

再度テフロンコーティングを施すことは可能ですか?

金属にテフロンコーティングが施されていた製品の再コーティングは可能です。

一度ブラスト処理を施したうえで、再コーティングをすることで元の状態に回復させることが可能です。

まずはお気軽に、樹脂切削加工.comまでご連絡ください。

結露、くもり、水蒸気などを防げる樹脂・プラスチックはありますか。

2013年2月27日 水曜日

 

樹脂・プラスチックの選定により結露、くもり、水蒸気などを防ぐことは非常に困難です。

そのため、二層窓などの構造的に対応いただくか、くもり止めのコーティングや超浸水性のシートを採用することで結露、くもり、水蒸気を防ぐことが望ましいでしょう。

まずはお気軽に、樹脂切削加工.comまでご連絡ください。

樹脂・プラスチックの中でも、耐熱温度が200度以上での樹脂はありますか?

2013年2月27日 水曜日

PEEK、PPSというスーパーエンジニアリングプラスチックが200度以上の 熱にも耐える樹脂・プラスチックです。

きわめて優れた耐熱性、高い強度と剛性、幅広い耐薬品性を備えていますので、ご検討ください。

ただし、無色透明ではない、加工により、白濁してしまうなどの特徴も備えております。

用途や目的に応じて、より最適な樹脂・プラスチックをご提案することが可能なことも少なくありません。

まずはお気軽に、樹脂切削加工.comまでご連絡ください。

燃えにくい樹脂プラスチックにはどのようなものがありますか?

2013年2月27日 水曜日

燃えにくさだけではみると、テフロン(PTFE)、PPSの二つが燃えにくい樹脂・プラスチックとして挙げられます。

ただし、用途や目的に応じて、より最適な樹脂・プラスチックをご提案することが可能なことも少なくありません。

まずはお気軽に、樹脂切削加工.comまでご連絡ください。

寸法変化(使用環境2)

2013年2月6日 水曜日
事例に関連する材質MCナイロン
事例に関連する物性線膨張係数 、耐熱性(連続使用温度) 、吸水率
事例に関連する加工方法特になし
事例に関連する業界食品・飲料業界

相談内容

チーズ工場からのご相談。チーズを切断する生産ラインのチーズの治具が頻繁に交換が必要であり、ランニングコストがかかってしまっている。交換頻度を下げ、コストを削減することは出来ないだろうか?

 

トラブルの概要・背景

現場を観察させていただいたところ、治具の材質がMCナイロン製であった。 MCナイロンは、熱に弱いため、毎日行っている煮沸消毒で変形を起こしやすい。そのため、MCナイロンを治具として利用している限り、交換頻度を下げることは難しいことが分かった。

 

提案事例内容

チーズの治具の材質をMCナイロンからPEEKに変更する提案を行った。MCナイロンに比べて材料自体の価格は高いものの、耐熱性に優れるため、変形を起こしにくく、ランニングコストも削減可能である。

 

 

 

結果・補足情報

提案した製品を採用いただいた結果、今までと比べて交換の頻度が大幅に減った。結果、ランニングコストの削減が実現できたとお喜びいただけた。

樹脂・プラスチックの発注を行う際、材質自体の価格に加えて、ランニングコストもふまえて考えることは非常に重要です。場合によっては、トータルコストで2割程度の差が容易に発生してしまうことも少なくありません。

 

 

成型では困難な加工 (材料特性を踏まえた加工 )

2013年2月6日 水曜日
事例に関連する材質PTFE
事例に関連する物性加工性により検討する
事例に関連する加工方法特になし
事例に関連する業界医療機器業界 、研究室・研究機関

相談内容

PTFE製M3ヘリサート仕様の部品に関して、実際に利用しようとしたところ、市販ネジでは締め付けがゆるいとの不具合の問合せを受けた。

 

トラブルの概要・背景

製品を借り受けて調査を行ったところ、PTFEのような柔らかい材質にもかかわらず、与えられた規格通りの仕様で加工が施してしまっていることが分かった。(PTFE,UPE等のやわらかい材質では、へリサート加工を施す過程で削りすぎを招き、完成品の寸法の径が大きくなってしまうことがある。) 材質の特性を踏まえて、余裕を持った寸法で小さめに加工を施すことが重要である。

 

提案事例内容

PTFEをあらかじめ0.1mm小さくし、ヘリサート挿入加工をした。それにより、寸法通りに仕上がった。(M3位まで。)

 

成型では困難な加工 (材料特性を踏まえた加工 )

 

 

結果・補足情報

市販のねじでも正常に締め付けができた。材質の特性を踏まえた加工を行っている点を高く評価していただけた。

樹脂・プラスチックの加工の発注を行う際、柔らかさ材質の特性を理解せずに加工を行うと寸法変化などのトラブルを招くケースが発生します。そうした知識・ノウハウをもった加工業者をパートナーとして選定することが重要です。

 

 

圧縮成型とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

成型材料を金型に入れ、加圧加熱して成型する方法です。もっとも原始的な方法で、主に熱硬化性プラスチックの大形製品か、あるいは小規模な成型に用いられています。

似た加工法として、積層成型も挙げられます。

これは、レジン(樹脂)を紙や布などの基材に含浸させ、軽く乾燥して初期縮合の状態としたものを所要の厚さになるように何枚も重ね合わせ、熱盤の間に挟んで加圧加熱する方法です。

フェノール樹脂積層板、メラミン化粧板などの熱硬化性プラスチックの板の生産に用いられています。

真空成型とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

加熱し軟化させたシート状の材料を型の上にのせ、型とシートの間を減圧し、空気圧でシートを型に圧着させて成形する方法です。

スチロール、塩化ビニル、高密度ポリエチレン,ABS樹脂などのシートの後加工に用いられます。

ブロー成型(吹き込み法)とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

加熱し流動状態にした材料を押し出し機から、2枚あわせの金型内にチューブ状に押し出し、金型を閉じた後,チューブを空気圧で膨らませて金型に密着させて成形する方法です。

各種容器やビンなどの成形に使われますが、金型の割れ目痕が成形品に残る点が特徴的です。

インフレーション成型とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

筒状のフィルムを金型で作り、金型から出た樹脂を空気で膨らませることで口金よりも径の大きな筒を作ることができます。この過程をインフレーションと呼びます。袋にする場合は、この筒状のフィルムをたたんだ後、適当な長さのところで溶融し密着、それを切断することで袋にします。

射出成型とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

金型と呼ばれる型の中に溶けたプラスチックを注入して成型する方法です。金型は冷やしているためすぐ樹脂を固めることができ、取り出すだけのため成型速度が非常に速い点が特徴です。そのため、大量生産に向いている成型方法です。

押出成型とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

溶融した樹脂を丸や四角の口の開いた金型から押し出して棒やパイプ、様々な断面の樹脂加工品を作る成型方法です。射出成型と異なり、製品の大きさが金型の大きさと無関係のため、樹脂を連続して供給できればいくらでも長い製品を作れる点に特徴があります。

プレス成型とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

プレス成型は,材料を加熱金型に入れ,必要に応じてガス抜きを行いつつ,圧力と熱をかけて成形し,冷却後成型品を取り出す方法です。

最も古く,かつ基本的な成形法であり,木型使用によりコストを抑えて、深い形状の品物や量産にも対応することもできます。

研磨加工とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

研磨加工(ラップ加工)とはラップ盤と呼ばれる平面の台上に工作物を置き、ラップ盤と工作物の研磨面との間に、砥粒としてラップ剤を挟み、工作物に上から圧力を加えスライディングさせて行う研磨方法です。

樹脂の素材自体が柔らかいため、ラップ加工が出来ないものがあり、その場合は手仕上げでの加工となります。(シール面加工など。)

フライス加工(MC)とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

丸ノコの様に多数の切れ刃を持つフライスで面加工を行う切削加工です。取り付ける工具の種類によって様々な加工に対応でき、主なものとして穴開け、平面加工、段付け、溝加工があるほか、横フライス盤ではメタルソーを用いて切断も可能です。

平面削り、溝削り、正面削り、穴開け、側面削りなど多様な加工が可能です。

旋盤加工(NC)とは何ですか?

2013年2月6日 水曜日

被工作物を回転させ、工具刃物を当てて削る加工のことです。旋盤加工ではその方法上、いずれも回転軸の同心円状の加工となり、主に丸棒を材料として加工を施すものです。

外丸削り、正面削り、穴開け、中ぐり、ねじ切り、心立て、突き切りなどの加工に適しています。

耐衝撃性とシャルピー衝撃強度について知りたい。

2013年2月6日 水曜日

設計に必要な衝撃強度・衝撃試験  (文献からの一部紹介)

われわれが設計に必要な衝撃強度はエネルギー値ではなく、実際には応力値であり、あるいは
破壊靱性である。また、特定の形状の切欠きに対してしか使えない値でも困ることになる。
衝撃破壊時の応力を測定できるようにした衝撃試験を計装化衝撃試験といい、・・・
(成沢郁夫書「プラスチックの強度設計と選び方」 初版 工業調査会発行KBOOK57)

シャルピー衝撃強度について
①打撃速度は、約3m/sです。
②製品のグレード毎の衝撃強度を比較したい場合等で、比較判断の指標となる一般物性値と考えられます。
③上記文献でも記載の通り シャルピー衝撃強度は、計装化の特性値ではなく、
「プラスチック板の面衝撃性能との相関はない」と言えます。
④プラスチック板の面衝撃試験を行わない限り、相関は求められません。

プラスチック板(塩ビ等)の耐衝撃性について
①プラスチック板の面衝撃は以下の影響因子が考えられます。
・衝撃物体の形状
・環境の温度
・板の固定(支持)方法・スパン距離
・板の厚み分布
・その他
②面衝撃は、超高速度下で 引張と圧縮が作用(発生)する挙動です。
・ハイドロショット衝撃試験(強制破壊試験)
一例として0.5~15m/sの打撃速度の設定が可能な装置が販売されています。
材料特性の評価に使用することが主体と考えられますが、用途に近い衝撃試験と 考えられます。
しかし、実際の製品等で実験を行うことが最良策と思われます。

ポリカーボネート樹脂製波板(PC波板)の耐用年数について知りたい。

2013年2月6日 水曜日

(1)プラスチック(含 PC波板)の耐用年数の質問は難しい質問の上位ランクに入ります。
残念ながら明確な回答は出来ません。

(2)先ず、PC波板が、適正な取り付けをされているか否かで異なります。

(3)二つ目は、プラスチック(含 PC波板)は紫外線で暴露されたら劣化します。
二次的要因として、降雨量も考慮する必要があります。PC波板も同様な考え方が出来ます。

(4)PC波板でもグレードにより、耐候剤の種類・添加量等々によって、耐候性能も異なります。

(5)また、紫外線の量は、日本の地域でも異なります。
太陽光に含まれる紫外線量の多い地域は、高知県、沖縄県が挙げられます。

(6)三つ目として、耐用年数の定義も難しい問題です。
①設置場所が台風銀座か否か(応力の違い)
②太陽光が一日中当っている場所、午前中or夕方のみ日差しがある場所、・・・
③PC波板に荷重等がかかっているか否か
④他
で判定が異なってきます。

ポリカーボネート板の曇り等の手入れを行う際の注意点を知りたい。

2013年2月6日 水曜日

ポリカーボネート(PC)板の透明性が失われる要因には以下のようなものが挙げられます。
①PC板表面の紫外線による劣化(微細クラック)
②水垢等汚れの付着
③表面のすり傷
④PC板に悪影響のある薬剤等の付着
⑤その他

※手入れを行う前に
①先ずは、購入されたメーカーに相談して頂くことが肝要と思われます。
製造メーカーやグレード毎に対応が異なる可能性があります。
②販売されているPC板は、一般グレードや耐候グレード(紫外線劣化防止)等があります。
もし、要因①に該当する紫外線による劣化であれば、透明感を取り戻すのは難しいと考えられます。

一般的に手入れが可能なのは ・・・ 要因②の水垢等の汚れ除去
①水で200倍程度に薄めた中性洗剤を浸した柔らかい布で軽く拭き取って下さい。
②但し、以下の要因によるクラック発生の可能性が有り得ます。
・洗剤の成分や濃度   ・応力下での使用

※詳細検討が必要でしたら、私たち、樹脂切削加工.comまでお気軽にお問合せください。

透明・硬質塩ビ板の変色(茶色化)について知りたい。

2013年2月6日 水曜日

考えられる理由には以下のようなものが挙げられます。

①プラスチックは紫外線暴露で劣化します。
・太陽は強い紫外線を放出しています・・・屋外暴露で劣化が進みます。
・蛍光灯からも弱いですが紫外線が放出されます。
②一般的な対策として以下のことが行われています。
・耐候(光)剤を添加して、プラスチックの劣化を抑える。
・紫外線の吸収する着色剤の使用(カーボンetc)
・紫外線を遮断する着色剤等の使用
・その他
③プラスチックの種類によっても耐候(光)性能は異なります。
アクリルの方が、塩ビよりも耐候(光)性能が優れていると言われています。
④今回の透明塩ビ板が茶色に変色した原因は、
蛍光灯に5年間暴露されたことによる耐候(光)劣化と推定されます。
⑤塩ビ板にも耐候(光)剤を増量添加すれば、寿命は延びますが、
耐候(光)剤は、一般的には高価格であり、塩ビ板の価格も高くなる方向になります。
⑥詳細検討が必要でしたら、私たち、樹脂切削加工.comまでお気軽にお問合せください。

プラスチック板の簡単な材質の見分け方は?

2013年2月6日 水曜日

正確な判定は、赤外線分析(IR分析)で行います。
簡便な判定は、破片の燃焼状況等を観察することで、ある程度 実施可能です。

①塩 ビ :燃やすと余り燃え広がらない。火元を離すと消える。炎を消し、煙を嗅ぐと刺激臭がします。

②ポリエチレン、ポリプロピレン :ろうそくが燃える状況に類似しています。臭気もろうそくの匂いがします。

③ポリスチレン、ABS樹脂等 :燃やすと、黒煙がもうもうと発生します。煤が発生します。汎用のポリスチレンは叩くとかん高い音がします。

樹脂・プラスチックの材料選定や、加工方法を決定するための相談にはのってもらえますか?

2013年2月6日 水曜日
お客様から寄せられる、よくあるご質問を掲載しております。お客様がお知りになりたい事柄がこちらに掲載されていない場合は【お問合せフォーム】にて随時受け付けております。お気軽にご質問ください。お問合せフォームにて受け付けたご質問は今後掲載していく予定です。
 

樹脂・プラスチックの材料選定や、加工方法を決定するための相談にはのってもらえますか?

はい、樹脂・プラスチック材料・加工技術に精通した専任担当者が、親身な対応と的確なアドバイスをお約束します。

もちろん、こちらから樹脂・プラスチックについてお悩みのお客様の現場へ伺う事も可能です。

樹脂・プラスチックの性質について教えてください。

2013年2月6日 水曜日

樹脂・プラスチックは、主に石油を原料として製造されています。樹脂・プラスチックは、比較的成形が簡単な材料のため、大量生産される各種日用品や工業分野、医療分野の製品などの原材料となっています。製品の使用目的や用途に合わせた特性・性能を有する樹脂・プラスチックを合成することが可能であり、幅広く用いられています。樹脂・プラスチックの一般的な特徴としては、

■電気を通さない(絶縁体)
■水や薬品などに強く腐食しにくい。※
■燃えやすい
■紫外線に弱く、太陽光に当たる場所では劣化が早いものもある

等が挙げられます。しかし現在では、使用目的に応じてこれらの性質に当てはまらない樹脂・プラスチックも開発されています。具体的には、

■電気を通す導電性プラスチック
■微生物によって分解される、生分解性プラスチック
■難燃性プラスチック

などの樹脂・プラスチックが製品化されています。また、以前は再利用が難しくよくゴミの最終処分場に混じっていた樹脂・プラスチックですが細かく分解して熱を加える事により元の原油として再利用が可能になりつつあります。

※ただし、これは樹脂・プラスチックが廃棄後の処理が行いにくいということでもあり、環境問題を引き起こす原因の1つにもなります。

樹脂・プラスチックの物質名と表記について知りたい。

2013年1月15日 火曜日

文部科学省で決められた学術用語の規則では、物質名の表記を音訳ではなく『言語を字訳する』という規則があります。

音訳は言語の発音を日本語で表記したもので、言語により表記が変わるという問題があります。

そこで、発音と関係なく言語をそのまま日本語に置き換えて表記した字訳を使うことになっています。

例えば、polyetthylene terephthalateは音訳でよくポリエチレンテレフタレートで表記されていますが、ポリエチレンテレフタラートが正しい表記です。

樹脂・プラスチックの主な用途について知りたい。

2013年1月15日 火曜日

樹脂・プラスチックは、身近な生活のあらゆるところで使用されています。具体的には、例えば以下のような製品にも活用されています。

 

樹脂
業界
主な用途
熱可塑性樹脂自動車バンパー、スポイラー、オーバーフェンダー、ルーフレール、ホイールカバー、レンズカバー、インストルメントパネル、コンソールボックス、レーキペダル、ドアトリム、エアーダクト、ブレーキペダル、ドアトリム、エアーダクト
食品包装フィルム、トレー、ボトル、カップ、食器、容器、ナイフ、フォーク、ストロー
OA・家電テレビ・エアコン・掃除機・電話・FAX・複写機・パソコンの外装部品、電話・FAX・複写機の内部構造部品、冷蔵庫の内装部品
電気・電子スイッチ、コネクタ、ボビン、電線被覆
機械摺動部品(軸受け、ギア、カム類など)、ボルト・ナット、ファン
繊維衣類、ロープ、人工芝、カーペット、ネット(魚網)
土木・建築防護壁・防音壁、断熱材、水槽・タンク、水道管パイプ、雨樋、屋根材、信号機レンズ
医療人工臓器部品、目薬容器、注射器、チューブ、分岐ブロック
日用品灯油かん、哺乳瓶、バケツ、テープ、クシ・ブラシ、シート、玩具、文具
その他CD、照明器具、ライター、ゲーム機、パチンコ、コンテナ、パレット、メガネ、ブレーキペダル、ドアトリム、エアーダクト、農業用フィルム
熱硬化性樹脂自動車エンジンカバー、バンパー、スポイラー、灰皿、ダッシュボード
電気・電子IC基板、配電盤、ソケット、スイッチ、コネクタ、ボビン
その他接着剤、塗料、鍋・釜の把手、食器、化粧版、こたつ板、浴槽

樹脂・プラスチックの定義について知りたい。

2013年1月15日 火曜日

日本では、樹脂・プラスチックは熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂のことを言い、弾性材料である合成ゴムや同姓繊維、接着剤などは樹脂・プラスチックとして扱わないことになっています。けれども、欧米では、合成ゴム、合成繊維、接着剤なども広く樹脂・プラスチックの仲間として取り扱われるのが一般的です。最近では、ゴムのような弾性をもつ樹脂・プラスチックもつくられるようになってきました。ゴムのような弾性材料をエラストマーといいますが、弾性をもつ樹脂・プラスチックもエラストマーと呼ばれます。また、合成繊維や接着剤も樹脂材料として重要な役割を果たすようになっていきました。そこで、本小冊子では、合成ゴムなどのエラストマーや、合成繊維、接着剤も樹脂・プラスチックの仲間として取り上げて話を進めることにします。

樹脂の仲間(種類)

熱硬化性樹脂とはどのようなものですか?

2013年1月15日 火曜日

加熱すると重合を起こして高分子の網目構造を形成し、硬化して元に戻らなくなる樹脂・プラスチックのこと。(クッキーのイメージです。)使用に際しては、流動性を有するレベルの比較的低分子の樹脂・プラスチックを所定の形状に整形し、その後加熱等により反応させて硬化させます。接着剤やパテでA液(基剤)とB液(硬化剤)を混ぜて使うタイプがありますが、これは熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂で、混合により重合反応が起こっています。熱硬化性樹脂は硬くて熱や溶剤に強いので、電気部品やテーブルといった家具の表面処理、灰皿、焼き付け塗料などに使用されます。

熱硬化性樹脂 加熱しても元に戻らない!

熱可塑性樹脂とはどのようなものですか?

2013年1月15日 火曜日

ガラス転移温度または融点まで加熱することによって軟らかくなり、目的の形に成形できる樹脂・プラスチックのこと。(チョコレートのイメージです。)一般的に、熱可塑性樹脂は切削・研削等の機械加工がしにくい事が多く、加温し軟化したところで金型に押し込み、冷し固化させて最終製品とする射出成形加工等が広く用いられています。熱変形温度の違いと長期使用できる特性の有無により、スーパーエンジニアリングプラスチック、エンジニアリングプラスチック、汎用プラスチックに分類されます。

熱可塑性樹脂 溶解と固化のイメージ

樹脂・プラスチックの複合材料とはどのようなものですか?

2013年1月15日 火曜日

2種類以上の材料を組み合わせた材料のことで、もともとの材料よりも優れた特性を持つ材料です。目的や用途によって組み合わせる材料を選ぶこともできます。(複合材料は材料の中心になっている素材によって分類され、合成樹脂が母材になっている場合の他に、金属が母材のもの、セラミックが母材のものがあります。) 合成樹脂を用いた複合材料の一種として繊維強化プラスチックがあります。繊維強化プラスチックの代表的なものにガラス繊維強化プラスチック (GFRP) と炭素繊維強化プラスチック (CFRP) があります。ガラス繊維は引っ張り強度がプラスチックよりはるかに強いので、成型部品の強度向上によく使用されます。炭素繊維の強度はガラス繊維より更に強いが高価なので、CFRPは軽くて強い(高価な)素材として航空機等に使用されています。

樹脂・プラスチックの規格について知りたい。

2013年1月15日 火曜日
 

樹脂・プラスチックの規格について知りたい。

日本工業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)は1949年に制定された工業標準化法に基づいて工業製品に対して定められた国家規格で、各種工業製品の種類・構造・性質などの基本的な事項から、その設計・試験・品質管理の方法まで多岐にわたる規格を定めたものです。

この規格は日本工業標準調査会(JISC:Japanese Industrial Standards Committee)の審議を経て定められます。

樹脂も工業製品ですから、JISで詳細に定められています。

樹脂は化学分野のJIS Klを中心に、日曜関係のJIS S、ガラス繊維や炭素繊維に関するJIS Rに記述されています。

工業製品の規格には、国際標準化機構(ISO: International Organization for Standardization) が定めた国際規格もあります。

ISOは1947年に設立された標準化機関で、世界の多くの国が参加しています。ISOにおいても樹脂は詳細に規格が定められています。

輸出や輸入が進むにつれて、貿易上の障害を解消するため、ISOとJISの整合性が取られています。 JIS K6900(プラスチックー用語)では、『必須の構成成分として高重合体を含みかつ完成製品への加工のある段階で、流れによって形を変える材料です。

したがって流れによって形を与え得る弾性材料は、樹脂とは考えない。』とプラスチックを定義しています。

工業規格の定義では、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂はプラスチックとなりますが、ゴムなどの弾性材料はプラスチックの仲間とは考えないということになっています。

樹脂・プラスチックの加工方法にはどのような種類があるのですか?

2013年1月15日 火曜日

 

樹脂・プラスチックの加工は大きく分けて、樹脂・プラスチックを柔らかくして型にはめる、膨らませるなどして成形する方法(成型加工)と、樹脂・プラスチックの材料を工作機械を利用して削りだす方法(切削加工)に分けられます。

成形加工は柔らかくした樹脂・プラスチックを形にする方法により分類され、切削加工は動作の特性(刃物が回るかワークが回るかによって分類されます。

さらに、成型加工・切削加工の後の加工として、表面処理等の二次加工が施されることもあります。

成型加工(射出成形・押出成型)、切削加工(旋盤加工・フライス加工)

樹脂・プラスチックと樹脂以外の材料で、加工において、どのような違いがあるのですか?

2013年1月15日 火曜日

 

樹脂・プラスチックの材料ごとに加工を施す上で注意するべきポイントは変化してきます。ここでは、樹脂・プラスチックとそれ以外の代表的な材料とで異なる、加工上の違い・注意点を簡単にご説明いたします。

①金属

●金属と線膨張係数が異なり熱によるサイズの変化が発生しやすい。そのため、保存時や加工時に温度管理を行う必要がある。
●樹脂は金属に比べて柔らかく、加工の際に保持方法を変える必要がある。
●樹脂と比較して金属は、加工後に面取り、鋭角部分の処理等に注意を払い怪我防止を図る必要がある。
●樹脂は金属に比べて加工の精度だしが難しく、交差は余裕を持ってとる必要がある。
●融点が金属に比べて低いため、加工に時間をかけすぎると加工熱で溶けてしまう。
●樹脂は定尺購入が基本である。そのため、加工業者の取扱量や取引している商社によっては同じ材料であってもコストに大きな差が生まれる。
●金属と異なり、放電カット、ワイヤー加工ができない。

②非金属(石英、セラミック)

●樹脂の方が他の非金属材料に比べ加工までのリードタイムが短い。(材料の調達や加工に要する時間が短いため。)

樹脂切削加工に用いられる工具について教えてください。

2013年1月15日 火曜日
 

樹脂切削加工に用いられる工具について教えてください。

繊維を含まない樹脂・プラスチックは、金属などに比べて軟らかく削りやすいものの、融点が低く延性も大きいため、工具に溶着が発生しやすいという欠点があります。

また、FRPなどの複合材料は、材料内に硬質な物質を含有しており削りにくい材料です。(もちろん、強化繊維の特性、大きさ、含有量によって異なります。)

そのため、一般的に、工具切れ刃が強化繊維を切断するたびに、切れ刃が擦り減っていく現象が見られます。

すくい角はポジティブでシャープな切れ刃の工具が有効です。

ガラス繊維入り樹脂など、種類によっては切削工具の工具寿命が短く、かつバリの発生が著しい樹脂に対しては、電着ダイヤモンド砥石による研削加工が効果的です。

こうした点についても、正しい知識とこだわりをもって加工を行っている加工業者を選ぶことが重要になります。

切削加工と成型加工の違いを知りたい。

2013年1月15日 火曜日

 

樹脂・プラスチックの加工には、切削加工と射出成型(インジェクション)が大きく分けて存在します。この二つの加工には、長所と短所が存在します。それぞれの長所と短所を理解し、目的に応じて使い分けることが樹脂・プラスチック加工を考える際、重要になってきます。

切削加工と射出成型(インジェクション)の根本的な違い

切削加工と射出成型(インジェクション)の根本的な違いは、樹脂・プラスチック加工を行うために型が必要かどうかにあります。

ロットあたりのコスト以外にも、型の傷みや加工の自由度など、様々な側面に影響を及ぼします。

この点を理解することが樹脂の正しい樹脂・プラスチック加工方法を決めるために重要です。

成型加工と切削加工のロットとコストの関係

少量の注文でも加工をお願いできますか?

2013年1月15日 火曜日

もちろん、一個からでも受けつけております。

神奈川県内トップクラスの樹脂切削・プラスチック切削加工実績があるため、材料調達コストをおさえられているため、低コストでご提供しております。

特に、PEEKやPPS等のスーパーエンジニアリングプラスチックを最も得意としています。内容に関わらず、お気軽にご相談ください。

樹脂・プラスチックはどのように分類できるのですか?

2013年1月15日 火曜日
 

樹脂・プラスチックはどのように分類できるのですか?

現在使われている樹脂・プラスチックは、原料に熱を加えて変形させたあとに冷やして固めるタイプの樹脂・プラスチックと、原料に熱を加えて固めるタイプの樹脂・プラスチックに分類することができます。前者の樹脂・プラスチックは可塑性を利用しているので熱可塑性樹脂、後者の樹脂・プラスチックは熱で固まる性質を利用しているので熱硬化性樹脂といいます。なお、熱硬化性樹脂は可塑性で形を作るわけではないため、語源からいえば本来はプラスチックと呼ぶことは適切ではありません。しかし、熱可塑性樹脂が広く使われるようになり、プラスチックという言葉が合成樹脂を示すようになると、熱硬化性樹脂もプラスチックと呼ぶようになってきました。

1.熱可塑性樹脂

①汎用プラスチック

ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル-ス チレン樹脂(AS)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)

②エンジニアリングプラスチック

ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカルボナート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、GF強化ポリエチレンテレフタラート(GF-PET)

③スーパーエンジニアリングプラスチック

ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアリラート、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)

④その他

フッ素樹脂、ポリメチルテルペン(PMP)、熱可塑性エストラマー、生分解性プラスチック、ポリアクリロニトリル、繊維素系プラスチック

2.熱硬化性樹脂

フェノール樹脂(PF)、ユリア樹脂(UF)、メラミン樹脂(MF)、不飽和ポリエステル樹脂(UP)、ポリウレタン(PU)、ジアリルフタラート樹脂(PDAP)、シリコーン樹脂(SI)、アルキド樹脂、エポキシ樹脂(EP)

 

※ ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンのことを四大汎用プラスチックと呼びます。これにABS樹脂あるいはポリエチレンテレフタラートを加えて、五大汎用プラスチックと呼ぶこともあります。

※ ポリアミド、ポリアセタール、ポリカルボナート、ポリブチレンテレフタラート、ポリフェニレンエーテルを五大汎用エンジニアリングプラスチックと呼びます。スーパーエンジニアリングプラスチックで代表的なものはポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリアリラート、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトンです。

樹脂・プラスチックとは何ですか?

2013年1月15日 火曜日
 

樹脂・プラスチックとは何ですか?

樹脂・プラスチックの中でも、プラスチックは、人為的に製造された、高分子化合物からなる物質を指しています。合成でない天然樹脂には植物から採取したロジンや天然ゴム等があり、鉱物質ではアスファルトが代表例です。このような天然樹脂は、取れる量が少なく取り扱いも面倒という問題がありました。そこで、天然樹脂に代わる材料を手に入れることは人類の長年の夢でもあったのです。やがて、天然樹脂の特性をもつ物質が人工的に作り出されると、それらを天然樹脂に対して合成樹脂と呼ぶようになりました。今日では、合成樹脂というと原料や素材、プラスチックというと成型品を意味することが多いようですが、樹脂・プラスチックの言葉の使い分けに厳密な区別があるわけではありません。
なお、合成樹脂の糸を紡糸して作った繊維は合成繊維と呼ばれ、合成樹脂は可塑性を持つものが多いです。プラスチック (plastic) は元来「可塑性物質」という意味を持つが、日本語ではいささか曖昧で、合成樹脂と同義である場合や、合成樹脂がプラスチックとエラストマーという2つに分類される場合、また、原料である合成樹脂が成形され硬化した完成品をプラスチックと呼ぶ場合など、多様な意味に用いられています。(これ以降のページでは、合成樹脂のことを樹脂と記載していきます。)