事例に関連する材質 | 樹脂・プラスチック全般 |
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事例に関連する物性 | お客様の仕様次第 |
事例に関連する加工方法 | フライス(MC) 、旋盤(NC) |
事例に関連する業界 | 医療機器業界 、研究室・研究機関 |
相談内容
樹脂・プラスチック加工品を製作(試作)するにあたり、色々な樹脂・プラスチックを検討し、少しずつ変更を加えながら樹脂・プラスチック製品の仕様を固めていきたい。
トラブルの概要・背景
樹脂・プラスチックの射出成型の場合、樹脂・プラスチックによって収縮率が異なるため、樹脂・プラスチックがを変更してしまうと同じ金型を使用することができない。そのため、樹脂・プラスチックごとに金型を別途用意しなければ素材変更を行わなければならない。(ただし、金型製作には時間とコストがかかるため、小ロットの試作には向かない。)
提案事例内容
切削加工の場合、樹脂・プラスチック加工で金型を使う必要がない。そのため、様々な樹脂・プラスチックで試作を1個から製作可能である。また、寸法もその都度変更ができるため、今回の樹脂・プラスチック案件には最適な加工である。加工についての必要な知識と共に、こうした樹脂・プラスチックの特徴を説明・提案させていただいた。
結果・補足情報
樹脂・プラスチック材料の加工に伴い、細かく仕様を変更させながら樹脂・プラスチックの試作を繰り返し、イメージに近づけていくことができた。射出成型加工にはない柔軟な樹脂・プラスチックの試作が可能である点に対し高い評価をいただけた。
様々な樹脂・プラスチック材料で試行錯誤を行いながら仕様を決定していく試作においては、短納期かつ小ロットで加工が可能な切削加工が適しています。樹脂・プラスチックを使う場合でも金型を作る必要がないため、試作であれば大きなコスト削減が可能です。