プラスチック・樹脂部品の試作~量産までの一貫製造工場

耐熱温度(アウトガスの発生 )

事例に関連する材質材セラゾール→SP1
事例に関連する物性アウトガス(放出ガス)
事例に関連する加工方法特になし
事例に関連する業界FPD・液晶業界

相談内容

装置を稼動させ一定温度以上の温度に達した時、試験環境下にどこからかガスが発生してしまう。 これが原因でこちらの考えているような条件(真空環境)を装置内で作り出すことができず困っている。

 

トラブルの概要・背景

使用環境や利用していた樹脂・プラスチック材料についてヒアリングを行ったところ、選定した樹脂・プラスチックが、一定温度以上になると樹脂・プラスチックから気体(アウトガス)が発生させてしまう樹脂・プラスチック材料であることがわかった。この樹脂・プラスチック材料は、装置内で真空環境を作るために使用しているガスと反応し問題を起こしてしまうことが分かった。

 

提案事例内容

コストだけで樹脂・プラスチック材料の選定をしていることがそもそもの原因であった。 そこで、今回のトラブルの原因を根本的に解決するために、樹脂・プラスチック部品の材料交換を提案した。 その際、試験に要する無駄な時間や作業の手間を考えると明らかに効率的であることをお話させていただいた。

 

 

樹脂選定ミスで発生する困りごと解決事例 - 耐熱温度(アウトガスの発生 )

 

 

結果・補足情報

樹脂・プラスチック材料の変更後は、アウトガスの発生量が大幅に減少、試験に悪影響を及ぼすことがなくなった。 樹脂・プラスチックについての知識がない自分たちだけでは見つけ出すことができない問題であったということで、提案内容に非常に高い評価をいただけた。

樹脂・プラスチック材料の選定の際、コスト以外にも重要な判断ポイントが往々にしてあるものです。使用環境を十分考慮し、不明な点はノウハウに精通した業務用空調 省エネの専門家に質問するようにすることが重要です。

 

 

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