プラスチック・樹脂部品の試作~量産までの一貫製造工場

樹脂(プラスチック)Q&A

1. 樹脂・プラスチックについて

樹脂・プラスチックの規格について知りたい。
 

樹脂・プラスチックの規格について知りたい。

日本工業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)は1949年に制定された工業標準化法に基づいて工業製品に対して定められた国家規格で、各種工業製品の種類・構造・性質などの基本的な事項から、その設計・試験・品質管理の方法まで多岐にわたる規格を定めたものです。

この規格は日本工業標準調査会(JISC:Japanese Industrial Standards Committee)の審議を経て定められます。

樹脂も工業製品ですから、JISで詳細に定められています。

樹脂は化学分野のJIS Klを中心に、日曜関係のJIS S、ガラス繊維や炭素繊維に関するJIS Rに記述されています。

工業製品の規格には、国際標準化機構(ISO: International Organization for Standardization) が定めた国際規格もあります。

ISOは1947年に設立された標準化機関で、世界の多くの国が参加しています。ISOにおいても樹脂は詳細に規格が定められています。

輸出や輸入が進むにつれて、貿易上の障害を解消するため、ISOとJISの整合性が取られています。 JIS K6900(プラスチックー用語)では、『必須の構成成分として高重合体を含みかつ完成製品への加工のある段階で、流れによって形を変える材料です。

したがって流れによって形を与え得る弾性材料は、樹脂とは考えない。』とプラスチックを定義しています。

工業規格の定義では、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂はプラスチックとなりますが、ゴムなどの弾性材料はプラスチックの仲間とは考えないということになっています。

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