事例に関連する材質 | 塩化ビニル 、アクリル 、PC 、PET |
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事例に関連する物性 | 耐熱性(連続使用温度) 、硬度 、UL 、FM |
事例に関連する加工方法 | 表面処理(接着・溶接 、研磨) |
事例に関連する業界 | 理化学機器業界 |
相談内容
今まで中が見えなかった装置やユニットの中身の外装に、樹脂・プラスチック等の透明な材料を採用することで、中が見えるようにスケルトン化したい。が、樹脂・プラスチックを活用してイメージ通りの加工を施せる企業が少ないので、樹脂・プラスチック製品に実績豊富な御社に対応してほしい。
トラブルの概要・背景
透明な製品を作る場合、単純に透明な樹脂・プラスチック材料を採用しさえすればいいと思われがちである。けれども、樹脂・プラスチックは樹脂・プラスチックの材質を把握し、適切な加工を施さなければ、表面が白濁化してしまう可能性が高い。そのため、樹脂・プラスチック加工についての正しい知識がない樹脂・プラスチック加工業者に安易に発注してしまい、不良品が納品されてしまうケースが非常に多い案件であるといえる。
提案事例内容
樹脂・プラスチックの切削加工で透明な加工を実現するためには、樹脂・プラスチックの加工後に表面を透明にするための表面処理を施し磨き上げる工程が必須である。 この点をお伝えし、納得いただいた上で樹脂・プラスチック製品を加工・納品させていただいた。
結果・補足情報
イメージ通りの高い透明度の樹脂・プラスチック製品を納品してもらえたこと、その背景に樹脂・プラスチックに関する優れた技術とノウハウを有していることに対して高い評価をいただけた。(※透明な加工はスケルトン化以外にも、水の流れを見る(乱流を見る)試験機などでニーズがある。)
透明な樹脂・プラスチック製品を小ロットで製造することは、樹脂・プラスチックの特性上、様々なノウハウが必要とされます。 後処理も含めた樹脂・プラスチック加工ノウハウが充実した加工業者を選ぶことが、高品質な樹脂・プラスチック製品を手に入れるためには重要です。